恐ろしや〜

実は、2月に日本から家族が遊びに来ていた。高校生のつくしの子#3は2週間ほど、つくしの子母、つくしの子#2とその子どもたちは1週間。久しぶりに我が家は大にぎわいだった。かわいい、かわいい3歳と1歳の甥っ子達に会うことができ、バカ叔母はおおはしゃぎ♪ 二人ともちょっと風邪気味だとは知っていたが、ところ構わず頬をスリスリしたり、アツーイキスをなげかけていた。ところが、着いてから3日後、、、まず1歳の甥っ子が、激しい下痢、嘔吐、高熱におそわれた。かなりつらそうだったので、心配になり病院へ。次の日、何かだるいな~、と思っていた私も夜中に下痢と嘔吐が始まった。本当につらかった。トイレとバスタブが同じ場所にあるって、何て素晴らしいんだ!とつらいながらも、ありがたさをしみじみ感じた。(え、なぜって?それはご想像におまかせします…。)この風邪菌に、ゆかいな仲間たちもやられ、2日間会社をお休み。子どもの風邪って思ったより強力なんだ、おそろしぃ~、と思っていたが、実はもっと恐ろしいことが待ち受けていた。

今日、甥っ子がかかった病院から、治療費の請求書が届いた。こちらでは、治療費の請求は後日送られてくるシステム。保険会社とのやりとりや、検査等の費用などが、別に請求されてくるからだ。たかが1週間の旅行ということもあり、今回だれも海外保険に入っていなかった。病院に行く前にも、費用のことなどあれこれ考えたが、やはり命にはかえられない。第一、いくら高くても$200くらいだろう…とタカをくくっていた。そして、今日届いた請求書をあけてたまげた。$331、つまり約3万8千円。「えー、まじ!」確かに、時間外に診てもらったこともあるかもしれない。でも、ドクターに検診してもらっただけで、特別な検査もなにもしなかった。お薬だって、結局解熱剤だけだったし。私も日本に一時帰国しているとき、喘息の発作で夜間の救急病院に行った。器官拡張剤を吸入したり、点滴をした。そのときは保険からぬけていたので、実費払い。「高いだろうな~」、とドキドキしていたが、約1万ほどですんだ。

日本のように、健康保険制度がしっかりしている国に生まれると、医者にみてもらうことが当たり前のように思ってしまう。この間の「こころの病気」でふれたように、確かにアメリカは様々な点において、医療が進んでいる。でも、その恩恵をだれが受けられるかは、また別問題だ。ご存知の通り、アメリカには国民健康保険制度がない。この国の健康保険に対する考え方が、人間に与えられた権利という発想ではなく、個人の特権になっている以上、保険に加入するだけの余裕がない低所得者層(現実的には低・中間所得者層に多いのだが…)は、結局アメリカという経済大国、医療先進国で暮らしていても、喘息、栄養失調、肺炎など、他の先進国では考えられない病気で子どもを失うケースも少なくない。国民の健康(=命)まで資本主義化してしまうアメリカ。これこそ、恐ろしや~。

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写真:甥っ子からの熱いラブコールに、喜ぶわたし。この後、最悪の事態が待ち受けていることは、まだだれも知らない…。あ、でも、甥っ子はちょーかわいいので、こんなに愛してもらえるなら、下痢でも嘔吐でも何でもこーい!というのがバカ叔母の本音です♪

This entry was posted on Thursday, March 16th, 2006 at 12:16 am and is filed under アメリカ社会 . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.

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