心の病気
週に一回、セラピストに会いに行っている。通い始めてもうかれこれ4ヶ月になる。去年の秋くらいから、パニックアタック(呼吸が苦しくなり手足がしびれてくる)、一日中だるくてベッドから起きだせない、頭痛、などなど、精神的・身体的につらい状況が続いていたのが大きな理由。それまで飲んでいた精神安定剤のお薬だけでなく、ちゃんと心理学者にあったほうがいいとの友人の薦めもあり、割かし値段のリーズナブルな心理学研究所を見つけ、気の合うセラピストと出会うことができた。日本と異なり、ここアメリカでは、多くの人々がセラピストやカウンセラーを頻繁に利用する。また精神科でも、私のような軽度のうつ病と診断された者に対し、本当に様々な種類の薬が用意されている。薬で全て解決できるとは思っていないし(今でもどちらかというと薬は苦手)、大手薬品メーカーの売り上げ戦略が、裏で大きく影響していることも分かっている。ただ、薬であれ、セラピーやカウンセリングであれ、そういう選択があるということが、どんなにありがたいことか、こういう病気になってみて初めて分かった。心の病気は実際なってみないとそのつらさは計り知れない。特につらくてもがんばることが美徳とされている日本社会では、心の病気であっても、やる気がないとか、怠惰だと思われることを恐れ、きちんと対応しきれていないことが多いように思う。そういう私も、普通のお医者さんのように、悪いところを治してもらうのとは訳がちがうセラピーに、初めはちょっと戸惑いを感じた。50分のセッションのうち、大半が私のトークで、彼女にどうしたらいいか質問しても、逆に「どうしたいの?」と聞かれてしまう。でも、私の本当にとりとめない話の中から、重要なポイント、時には矛盾するポイントを指摘してくれることで、今まで気づかなかった自分の気持ちを発見したり、話しているうちに自然と気持ちの整理がついたりしている。何といっても、前より人ごみにでたり、車の運転をすることでパニックになることがほとんどなくなった。全てのことが一時停止になっているこの状況は今でもやはりつらいが、心の病気になって初めて自分のことをもう一度知るきっかけができ、それはそれでいいことだと思うようになってきたことも、セラピーに通っているおかげかもしれない。今日はたまたま3週間のお休みが続いた後の、久しぶりのセラピーだった。久しぶりに会ったせいか、今日はいつもに増して、私のトークにエンジンがかかっていた。終わったあと、さすがにのどがからからだったが、とってもすっきりした気分になれた。
通っているセラピストが所属する研究所。ここは利用者の収入によって、料金を設定してくれる。経済的・社会的・身体的問題を抱えた人々が暮らすサンフランシスコならではのシステムだ。http://www.sfprg.org/Home.html
一般のセラピストは1セッション(約1時間ほど)で$100以上。保険の適用が可能な場合と、そうでない場合があるので、やはりある一定の収入がないと、セラピーやカウンセリングを受けられなのは疑問に思う。低所得者の人こそ、心のケアーが本当は必要なのに…。
This entry was posted on Wednesday, March 8th, 2006 at 2:23 am and is filed under アメリカ社会 . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.

March 9th, 2006 at 10:12 pm
This is your friendly administrator, testing the comments.
March 11th, 2006 at 3:24 pm
Good for you for taking care of yourself!
March 14th, 2006 at 2:09 am
Jesse, thanks for your comment. It was so good to hear from you! Please keep reading my blog
March 14th, 2006 at 10:30 am
Hey Makoto! Read your blog!!
This is a great idea! See you in a couple weeks!:)
March 14th, 2006 at 10:46 am
真理紗、読んでくれてありがとう。苦手にしている日本語を書くいいきっかけにもなる、、、と思っています。更新しなくちゃ意味ないけどね~。いよいよ来週出発です。会えるの楽しみにしてるよ。